セリエAで好スタートを切ったユヴェントスは19日、バレンシアの本拠地メスタージャに乗り込みチャンピオンズリーグ開幕戦を迎えた。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は前線にクリスティアーノ・ロナウド、マンジュキッチ、ベルナルデスキの3人を起用し、アウェイでの一戦に臨んだ。
メスタージャで勝利

最初のチャンスは11分。ベルナルデスキが左サイドを突破してクロスを上げると、クリスティアーノ・ロナウドがボレーで合わせる。そのボールをゴール前で待ち構えていたマンジュキッチが捉えるが、シュートはゴール上に外れた。
17分にも同様に左サイドからクロスが入り、ベルナルデスキが折り返したボールにゴール前でフリーになったケディラが合わせる。しかしこのシーンでもシュートは枠を捉えられなかった。
21分にも左サイドのアレックス・サンドロのクロスがゴール前で混戦を生み、ベルナルデスキとマテュイディが立て続けにシュートを放ったものの、相手選手にブロックされた。
継続的に決定機を作り出していたビアンコネリだったが、29分にクリスティアーノ・ロナウドが退場処分となり10人での戦いを強いられてしまう。
数的優位となったバレンシアはホームの大観衆の後押しを受けて攻撃を仕掛け、38分にはバチュアイが巧みな個人技からシュートを放ったが、シュチェスニーがセーブし得点を許さなかった。
すると43分、カンセロがペナルティエリア内でファウルを受けてユヴェントスがPKを獲得する。このチャンスをピアニッチがきっちりと決め、ユーヴェは前半を1点リードして終了することに成功した。
ユヴェントスは後半の立ち上がりにも、今度はボヌッチが倒されてPKを得る。ピアニッチが1点目と同様にゴール右にシュートを決めて、ビアンコネリはリードを2点に広げた。
その後もソレールがペナルティエリア外からたびたびゴールを脅かすなど、バレンシアが反撃を試みるが、ユヴェントスの集中したディフェンスが得点を許さない。
厚い守備で最後まで相手を無失点で抑えきったビアンコネリが、前半のレッドカードをものともせず2-0で難しいチャンピオンズリーグ初戦を制した。
バレンシア 0-2 ユヴェントス
得点: ピアニッチ 45’(PK)、51’(PK)
バレンシア:ネト;ルベン・ヴェソ(チェリシェフ 57’)、ガブリエウ、ムリージョ、ガヤ;ソレール、パレホ、ヴァス、ゲデス( サンティ・ミナ 70’);ロドリゴ、バチュアイ(ガメイロ 70’)
サブ:ドメネク、トーレス、ピッチーニ、ディアカビ
監督:マルセリーノ
ユヴェントス:シュチェスニー;カンセロ、ボヌッチ、キエッリーニ、アレックス・サンドロ;ケディラ(エムレ・ジャン 23')、ピアニッチ(ドウグラス・コスタ 66’ (ルガーニ 89’))、マテュイディ;ベルナルデスキ、マンジュキッチ、ロナウド
サブ:ペリン、ベナティア、クアドラード、ディバラ
監督:マッシミリアーノ・アッレグリ
警告:パレホ 43、ムリージョ 50、ルベン・ヴェソ 54、アレックス・サンドロ 59、 シュチェスニー 82、ルガーニ 90+6
退場:ロナウド 29