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J|カレッジ

ユベントス教育センター

J カレッジ。すなわちユベントスカレッジは、ユベントスFCとアニェッリ・インスティテュートによって2012年に創設された、高等学校である。同年9月から運営が始まった同校はもともと、ヴィノーヴォの650平方メートルの敷地に作られた。建物は、ユベントスのトレーニングセンター内のスポーツフィールド2面に渡り、5つの教室を収容していた。
同校は、イタリア国内では、スポーツクラブが運営する最初の教育センターとなった。同国の教育大学研究省から正式に認可されたこのカレッジは、スポーツ部門だけに限定せずに、360度にわたり、幅広く広角的に学問のできる場を提供したいというユベントスの考えから生まれたのである。そのため、この教育プロジェクトは若者たちが文武両道を遂行できるように、高い柔軟性を備えてカリキュラムが構成され、質の高い高等教育の提供を目指している。

プロジェクト

Jカレッジの真剣性とその価値は欧州クラブ協会(ECA)にも認められている。2013年9月には、ユース育成のカテゴリーにおいて、アンドレア・アニェッリが「ECAベストアチーブメントアワード」を授与している。ユース部門の推進を図った欧州のほかのクラブと比較しても、Jカレッジが最高の教育プロジェクトとして成功していると、高い評価を受けた証明である。

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パートナーシップ

学校としての卓越性を高め続けることが、カレッジの究極の目的である。2015年、学校の運営はISE(欧州国際学校)へと切り替わり、学長もフランコ・コッサルドに交代した。 そして2017年には、ISEはWINS(世界国際学校)に再編。国際バカロレア(IB)候補校の資格を誇り、素晴らしい教育機関であることを改めて証明した。さらに同年、同校はヴィノーヴォからコンティナッサに移転している。

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クラス

現在Jカレッジに通うのは107人。1年は1クラス、2年と3年は2クラスずつ。4、5年は1クラスとなっている。加えて2017年からは、ユース部門やトップチームに所属する女子選手も同校に通うようにもなった。これは学校内の共通テーマでもあり、男女サッカーの統合を目指すクラブの方針にも完全に合致している。
2015年以来、これまで28人のビアンコネリが同カレッジを卒業。そのうち5選手は現在、セリエAで活躍中だ。エミル・アウデロ(サンプドリア)、アンドレア・ファヴィッリ(ジェノア)、アレッサンドロ・センプリーニ(ブレシア)、フィリッポ・ロマーニャ(サッスオーロ)、そしてソフィア・カントーレ(ヴェローナウィメンにレンタル中)である。

授業のテクノロジー&インテグレーション 

WINSとのコラボレーションという選択は、さまざまな革新的な教育手法を導入することですでにソリッドで質の高かったプロジェクトをさらに改善したいと考える、ユベントスFCの要望から決定した。例えば、デジタルラーニングエクスペリエンスでは、教室と個人学習の両方でタブレットやほかのテクノロジーツールを積極的に活用している。

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