20 10月 2021
ユヴェントスは20日、敵地でゼニト・サンクトペテルブルクを1-0で破り今季チャンピオンズリーグ3連勝を飾った。終盤に途中出場のクルゼフスキが決勝ゴールを挙げ、決勝トーナメント進出へさらに一歩前進した。
拮抗した立ち上がり
ホームのゼニトは序盤から高い位置でプレッシングを仕掛けるが、ユーヴェもしっかりとボールをキープし相手をいなす。両チームともになかなかチャンスを作り出すには至らない中、18分にベルナルデスキが足を滑らせてボールを失いクラウジーニョにペナルティエリア外から強烈なシュートを放たれたが、シュチェスニーがしっかりとセーブした。
ゴールを狙うキエーザ
ユーヴェは39分にキエーザが遠めの位置からゴールを狙ったが、シュートは枠を外れる。キエーザはその1分後にも左サイド寄りのペナルティエリアの角からカーブを描くシュートを放つなど、積極的にゼニトゴールを脅かした。
ハーフタイム後の50分にはマッケニーがモラタからのスルーパスに抜け出すが、シュートは鋭い出足を見せた相手ゴールキーパーにセーブされた。ゼニトもクラウジーニョの鋭いシュートでゴールを狙うものの、無得点のまま時間が経過していった。
クルゼフスキが決勝点
アッレグリ監督はアルトゥール、クアドラード、クルゼフスキを投入し、試合を動かそうと試みる。73分にはデ・シリオのクロスにマッケニーがダイビングヘッドで合わせたが、シュートはゴール右に外れた。
試合終盤の86分、遂に均衡を破ったのは途中出場のクルゼフスキだった。我慢強いビルドアップから左サイドのデ・シリオにボールを展開すると、この日が誕生日だったサイドバックの完璧なクロスがゴール前で待ち構えたクルゼフスキの頭にピタリ。ヘディングシュートがゴールネットを揺らし、ユーヴェがリードを奪った。
最後まで集中を切らすことなくゼニトの攻撃をシャットアウトしたユーヴェは、公式戦4試合連続となる1-0の勝利。勝負強さを発揮してチャンピオンズリーグ3連勝を達成し、決勝トーナメント進出へ大きく前進した。
ゼニト・サンクトペテルブルク 0–1 ユヴェントス
得点者: 86 クルゼフスキ
ユヴェントス
シュチェスニー、デ・シリオ、デ・リフト、アレックス・サンドロ (クアドラード 58')、ボヌッチ、マッケニー、ベルナルデスキ (クルゼフスキ 58')、ロカテッリ (アルトゥール 58')、ベンタンクール (ラムジー 84')、キエーザ、モラタ (キーン 76').
控え:ピンソーリョ、ペリン、キエッリーニ、ダニーロ、ルガーニ
ゼニト
クリツク、ロヴレン、チスチャコフ、ラキツキー、ドウグラス・サントス、カラバエフ (アズムン 61')、バリオス、ヴェンデウ、マウコム (クジャエフ 69')、ジューバ (ストルミン 61')、クラウジーニョ