07 2月 2023
ユヴェントスはサレルノで3-0の勝利を収め、勝ち点3を持ち帰ることに成功した。ゴールを決めたのはビアンコネリの2人のセルビア代表選手。ドゥシャン・ヴラホヴィッチは2得点を挙げ、フィリップ・コスティッチもハーフタイム直前にネットを揺らした。
セリエAで3試合白星のなかったユヴェントスだが、先週のコッパ・イタリアでの勝利に続いて、リーグ戦でも勝利の感触を取り戻すことに成功している。
マッチレポート
開始からわずか3分、ドゥシャン・ヴラホヴィッチがゴールへのハングリーさを見せつける。背番号9はクロスに飛び込んだが、ダイビングヘッドは枠を捉えられなかった。
だが前半からどの選手よりも積極的にゴールを狙い続けたセルビア代表ストライカーは、PKで均衡を破ることに成功する。
PKにつながったプレーは次世代の選手たちによる攻防だった。ファビオ・ミレッティがアンヘル・ディ・マリアとの巧みなパス交換でボックス内へ仕掛けたところを、ユーベからサレルニターナにレンタル中のハンス・ニコルッシに引っ掛けられた。
ポストギリギリに放たれたヴラホヴィッチのシュートに対してギジェルモ・オチョアは届かず。ヴラホヴィッチはユヴェントスで10月21日以来の得点となった。
これで自信を強めたヴラホヴィッチは前半33分にもエリア外からのハーフボレーで狙ったが、惜しくもサレルニターナのクロスバーを越える。
前半で唯一残念だったのは43分の場面。ミレッティが足首の負傷により交代を余儀なくされた。背番号20に代えて投入されたのは、同じく期待の若手であるニコロ・ファジョーリ。
だが前半を終える前に、ユーベにはリードを広げる時間が残されていた。アドリアン・ラビオのクロスがヘディングで跳ね返されヴラホヴィッチの足元へ。ヴラホヴィッチのシュートは失敗に終わったが、こぼれ球はセルビア代表チームメートであるフィリップ・コスティッチへの完璧なアシストとなった。オチョアの前に入り込んだコスティッチは、前に出てきた相手守護神の背後へとボールを押し込んだ。
セルビア人コンビによる2得点で、ユーベは確かなリードを奪ってハーフタイムを迎える。
そして再開直後には勝負を決定づけることに成功。プレーの中心にいたのはまたしてもドゥシャンだった。ファジョーリからのスルーパスを受け、ダイレクトでシュートを流し込んだ。
ビアンコネリの3点目のゴールでホームチームはもはやノックアウト。試合を通してヴォイチェフ・シュチェスニーのゴールが本格的に脅かされることはなかった。
逆にユーベは、4点目を狙って押し込む展開が続く。
さらなる追加点はゴールマウスにより惜しくも阻まれてしまった。まずはアンヘル・ディ・マリアのシュートが枠を直撃。曲げたシュートでオチョアを破ったが、ボールはクロスバーを叩いた。
試合時間が残りわずかとなったところで、フェデリコ・キエーザの爆発的なスピードがサレルニターナを震え上がらせる。背番号7はエリア内へと走り込むモイーズ・キーンにボールを通したが、今度はゴールポストがオチョアを助ける形となった。
ユーベは堂々のパフォーマンスを披露し、セリエAで久々の勝利を取り戻すことに成功。ここからリーグ順位を上げていくため貴重な勝ち点3を手に入れた。