24 11月 2020
ユヴェントスは現地時間24日、UEFAチャンピオンズリーグ第4節でフェレンツヴァーロシュを2-1で下し、2試合を残し決勝トーナメント進出を決めた。アウェイチームに苦しめられ前半に先制を許しながらも、クリスティアーノ・ロナウドが同点ゴールを決めると終了間際に途中出場のアルバロ・モラタが貴重な決勝ゴールを挙げた。
ウズニとロナウドのゴールで1-1
積極的な立ち上がりを見せたアウェイのフェレンツヴァーロシュに対し、ユーヴェはなかなかリズムを掴めない。15分には左サイドのクリスティアーノ・ロナウドからのクロスに入り込んだディバラがボレーで合わせたが、相手ゴールキーパーののファインセーブに阻まれた。
すると19分、相手にディフェンスラインを破られコースの変わったクロスをウズニに押し込まれフェレンツヴァーロシュに先制点を許してしまう。早い時間に追いつきたいユーヴェは33分にディバラからのパスを受けたロナウドがゴールネットを揺らすものの、オフサイドにより得点は認められなかった。
それでもその直後、右サイド寄りの位置でボールを受けたクリスティアーノ・ロナウドがすぐに前を向き左足を振り抜く。低い弾道の強烈なシュートがゴールに突き刺さり、ユーヴェは頼りになるエースの一撃で同点に追いついた。
ユーヴェが試合を支配
逆転を目指し攻勢を仕掛けるユーヴェだったが、フェレンツヴァーロシュ守備陣を攻略するには至らず。ベルナルデスキが放った思い切りの良いシュートは不運にもゴールポストに嫌われた。ピルロ監督は流れを変えるべく62分に3枚の交代カードを同時に切り、ディバラとマッケニー、ベルナルデスキに代えてモラタ、クルゼフスキ、キエーザを投入。75分にはスルーパスに反応したモラタがボールを持ちこみシュートを放ったが、この場面もゴールポストに嫌われ逆転ゴールを奪うことはできない。
モラタが値千金の決勝点
82分のベンタンクールのボレーシュートもゴールキーパーに阻まれ、そのまま同点で試合終了かと思われたアディショナルタイム。右サイドを駆け上がったクアドラードに縦パスが通り、正確なクロスがゴール前へ。フリーで待ち構えたモラタがヘディングシュートを決めて、土壇場で勝ち点3をもたらした。この結果勝ち点を9に伸ばしたユーヴェは、グループ2位以上が確定。2試合を残して決勝トーナメント進出を決めている。
ユヴェントス:シュチェスニー;クアドラード、ダニーロ、デ・リフト、アレックス・サンドロ;マッケニー (クルゼフスキ 62’)、ベンタンクール (ラムジー 83’)、アルトゥール (ラビオ 83’)、ベルナルデスキ (キエーザ 62’);ディバラ (モラタ 62’)、ロナウド
ユヴェントス控え:ピンソーリョ、イスラエル、ラムジー、モラタ、キエーザ、ラビオ、ドラグシン、フラボッタ、ポルタノーヴァ、クルゼフスキ
フェレンツヴァーロシュ:ディブス;G・ロヴレンシッチ、ブラジッチ、フリンポン、ドヴァリ、ハイスター;スィゲル、ソマリア;ズブコフ、ウズニ;グエン