ユヴェントスは現地時間10/2(日)に敵地スタディオ・アトレティ・アズーリ・ディターリアで行われたアタランタ戦で2点差を追いつかれドローに終わり、セリエA2017/2018シーズン開幕以降初めて勝ち点を落とす結果となった。
今季リーグ戦初先発を果たしたMFフェデリコ・ベルナルデスキ(23)、そしてFWゴンサロ・イグアイン(29)がゴールをあげ、前半24分で2点のリードを奪う展開を見せていたユベントス。しかしホームのアタランタが後半にDFマッティア・カルダラ(23)とMFブライアン・クリスタンテ(22)のゴールで試合を振り出しに戻す。その後、ユヴェントスはFWパウロ・ディバラ(23)のPK失敗で勝ち越しのチャンスを逃している。
ユヴェントスはここ数シーズン、アタランタのホームであるベルガモで難しい戦いを強いられている。この一戦でも両チームともに激しいタックルをするなど、互角の立ち上がりを見せていた。
それに関わらず、今日は試合開始から15分間でイグアイン、ディバラ、ベルナルデスキがシュートを放つなどユヴェントスは攻勢を仕掛け、先制ゴールを決める気配を感じさせていた。
すると21分、ユヴェントスはベルナルデスキが加入後初ゴールをあげ、先制点を奪う。ブレーズ・マテュイディ(30)のシュートに反応したGKエトリト・ベリシャ(28)だったが、ベルナルデスキがボックス内のこぼれ球に素早く反応し、押し込んだ。
さらにその3分後、ベルナルデスキのパスを受けたイグアインがゴール上隅を豪快に突き刺し、リードを2点に広げる。これで“ピピータ”(イグアイン)は先週半ばに行われたUEFAチャンピオンズリーグ第2節・オリンピアコス戦から2戦連発となった。
しかし、2点を奪われたアタランタもすぐさま反撃に転じる。アタランタはペナルティエリアに近い位置でFKを獲得。これをFWアレハンドロ・ゴメスがセットしてけると、GKジャンルイジ・ブッフォンはゴール真正面に弾き、こぼれ球をカルダラが落ち着いて押し込む。
ユヴェントスは後半、リードを2点に広げるべく再び攻勢に出る。すると57分、FWマリオ・マンジュキッチ(31)がヘディングでネットを揺らしゴールかと思われたが、アントニオ・ダマト主審がVAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)を行った結果、この前にDFステファン・リヒトシュタイナー(33)のファールがあったとしてゴール取り消しとなる。
その10分後、アタランタにとってこの試合最大の山場を迎える。アレハンドロ・ゴメスが左サイドからクロスを入れると、クリスタンテがタイミングよくヘディングで合わせて同点弾を叩き込んだ。
同点に追いつかれたユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は攻撃の活性化を図るべく、ベルナルデスキに替えてMFフアン・クアドラード(29)を、マンジュキッチに替えてMFドウグラス・コスタ(27)をピッチに送り込む。すると83分、ユヴェントスが勝ち越すための最大のチャンスがやってくる。
この試合2度目のVARによる判定を行った結果、ディバラが蹴ったFKがペナルティエリア内でFWアンドレア・ペターニャ(22)の腕に当たったとして、ダマト主審はペナルティスポットを指さし、ユヴェントスにPKが与えられる。しかしディバラが蹴ったこのPKをベリシャが左側に飛んでセーブ。ユヴェントスはこの試合で勝利するための貴重なチャンスをものにすることができずに試合終了。
ユヴェントスはインターナショナルマッチによる中断期間後、再び勝利を取り戻すべく、次節は現地時間10/14(土)にアリアンツ・スタジアムでラツィオと対戦する。