ベルガモで逆転勝利

ユヴェントスは23日に行われたセリエA第13節でアタランタと対戦し、イグアインの2ゴールなどで3-1の逆転勝利を収めた。後半に一度はアタランタにリードを奪われながらも、アルゼンチン人ストライカーの活躍により敵地で大きな勝ち点3を手にした。

雨模様のベルガモに乗り込んだチームは、クリスティアーノ・ロナウドやアレックス・サンドロが負傷のため欠場。イグアインとディバラのアルゼンチンコンビが2トップを込んだ。

ユーヴェは序盤からクアドラードのスルーパスにイグアインが抜け出したり、ディバラが直接フリーキックでゴールを狙うなど、まずまずの立ち上がりを見せた。しかし16分、ケディラがペナルティエリア内でハンドの反則を取られ、アタランタにPKを与えてしまう。大きなピンチを迎えたユーヴェだったが、バロウのキックはクロスバーに弾き返され、なんとか失点を免れた。

先制の機会を逸しながらも勢いを増すアタランタは23分、左サイドからのクロスに合わせたパシャリッチがヘディングシュート。この場面はシュチェスニーがファインセーブを見せ、直後にもハテブールの決定的なシュートをデ・シリオがブロックした。26分にはベルナルデスキが負傷により交代を余儀なくされ、代わりにラムジーが投入された。

スコアレスのまま迎えた後半開始直後にはデ・リフトも肩を痛めたが、プレーを続行し2人目の負傷交代は免れる。しかし56分、アタランタは右サイドからのクロスをファーサイドで待ち構えたゴセンスがヘディングシュートで沈め、優勢に試合を進めていたホームチームが均衡を破った。サッリ監督はその後ベンタンクールに代えてドウグラス・コスタ、さらにケディラに代えてエムレ・ジャンを投入した。

苦しい状況の中、同点ゴールを決めたのはイグアインだった。74分に振り向きざまにシュートを放つと、コースが変わったシュートはGKゴッリーニの意表を突きゴールネットに吸い込まれる。さらに82分、右サイドを駆け上がったクアドラードがディバラのパスを受けてゴール前へクロス。フリーになっていたイグアインがボールをゴールネットの中へ蹴り込み、ユーヴェが逆転に成功した。

さらに後半アディショナルタイムには、イグアインが右サイドのディバラにロングボールを展開。この日セリエA通算200試合出場を達成したディバラは中へ切り込んで左足のシュートを決め、チームにダメ押しの3点目をもたらした。悪天候のベルガモで苦しい展開を強いられたユヴェントスだったが、終盤のアルゼンチン・コンビの活躍で勝ち点3を奪うことに成功した。